「点心債」の発行、2011年に倍増へ-HSBCなど引受大手が予想

香港で発行される人民元建て債の 引き受けで外資系最大手のHSBCホールディングスとスタンダード チャータード銀行は、2011年の発行額が倍増すると予想している。需 要が供給を上回っており、元の上昇が追い風になるという。

いわゆる「点心債」の引受業者ランキングで2位のHSBCによ れば、新規発行は来年、過去最高の800億元(約1兆円)に増加する 可能性があり、1-3月(第1四半期)には最大300億元の起債が見 込まれる。同4位のスタンダードチャータード銀行は、ロシアのアル ミ生産会社UCルサールや英石油会社BPが起債を計画していること から、最大で1000億元を超える可能性があると予想している。

HSBCのアジア債シンジケート部門責任者、ショーン・ヘンダ ーソン氏は電話インタビューで、「11年には力強い伸びが見込まれ、800 億元前後に達するだろう」と語った。中国政府は元の利用を促進する ため国際金融センターの香港を活用しており、点心債市場は08年以降 10倍に拡大している。

香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)の23日の発表資料 によると、香港では元相場の先高観から11月の元建て預金が前月比で 29%増加し2796億元に達しており、元建て証券を求める投資家層を形 成している。発行体にとっては上海よりも香港で元建て債を発行する 方が利払い費を約220ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)節 減できる。

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