欧州の危機は「システミック」、ユーロ存続めぐる懸念反映-フィッチ

【記者:Craig Stirling】

12月23日(ブルームバーグ):格付け会社フィッチ・レー ティングスは、欧州のソブリン債危機が通貨ユーロの存続可能性 と一部諸国の脆弱(ぜいじゃく)さをめぐる投資家の懸念を反映 しているとの見解を明らかにした。

フィッチは23日にロンドンで発表したリポートで、「ユーロ 圏の基調的な信用ファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は、現在 のリスク価格が示す水準よりも健全だが、今回の危機はユーロの 存続可能性および個別の国の脆弱さに対する懸念を反映している ため、システミックだと考えられる」との見方を示した。

また、国家財政と銀行に対する信頼感は今後も「脆弱」な状態 が続き、景気回復が確実なものとなるまで「信用評価はさらに悪化 するだろう」と指摘した。

フィッチは「欧州安定メカニズム(ESM)の仕組みがより 明確になるまで、民間債権者の関与をめぐる政策担当者の 意図に対する懸念も引き続き投資家信頼感を圧迫する」と予想。 他のユーロ圏諸国が欧州連合(EU)や国際通貨基金(IMF) に金融支援を求めざるを得なくなるリスクが存在すると警告した。

同社はただ、ユーロ圏が崩壊せずに「なんとか存続する」 との見通しを示している。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 山口裕子 Yuko Yamaguchi +81-3-3201-8984 yuyamaguchi@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida 記事に関する記者への問い合わせ先: Craig Stirling in London at +44-20-7673-2841 or cstirling1@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Daniel Tilles at +44-20-7673-2649 or dtilles@bloomberg.net

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