ギリシャ国債の保証コスト急上昇、債務再編を警戒-他の債務国も上昇

23日のクレジット・デフォ ルト・スワップ(CDS)市場で、ギリシャ国債を保証するコスト が急上昇。ギリシャが債務再編するとの観測を背景にリスク意識が 高まった。他の欧州高債務国の国債保証コストも上昇した。

CMAによると、ギリシャ国債のCDSスプレッドは33.5ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1014.5bpと、 1カ月ぶり高水準。西欧諸国の国債15銘柄のCDSスプレッドで 構成するマークイットiTraxx・SovX西欧指数は4bp上 昇の206bpとなり、過去最高を記録した。

ギリシャ紙タネアは、ギリシャ政府が2013年以降に、同時点 で残存するすべての債務の期限延長と金利引き下げを求めること を、欧州連合(EU)と欧州中央銀行(ECB)の当局者に非公式 に伝えたと報じた。情報源は明らかにしていない。額面の減額は計 画していないという。

BNPパリバの信用ストラテジスト、グレッグ・ベニゼロス氏 (ロンドン在勤)は「ギリシャが返済を遅らせ、表面利率を引き下 げることができれば、恐らくプラス要因だろう」と述べた上で、「こ れがヘアカット(債務減免)の交渉にまでエスカレートするようで あれば、話は違ってくる」と語った。

ギリシャ財務省とギリシャ中央銀行、ECBの報道官はいずれ もタネア紙の報道についてコメントを控えた。

この日のポルトガル国債のCDSスプレッドは6bp上昇し 493bp。イタリア国債については5bp上昇の231bp、アイル ランド国債は3.5bp上げ597.5bpとなった。

CDSスプレッド1bpは5年間の債務1000万ユーロに対 する年間保証料1000ユーロを意味する。

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