米国債(22日):下落、GDPの伸びや中古住宅販売の増加で

米国債相場は下落。朝方発表さ れた経済統計では、第3四半期の米国内総生産(GDP)確定値で景 気の拡大が示されたほか、中古住宅販売も前月比で増加した。いずれ も市場予想には届かなかった。

量的緩和第2弾の一環としてFRBがこの日購入した米国債は、 証券会社が差し出した米国債全体のうち15.9%と、11月29日以来 で最低だった。GDP統計では、食品とエネルギーを除いたコアPC E(個人消費支出)価格指数の伸びは過去約50年で最も低かった。

みずほセキュリティーズUSAの米国債トレーディング責任者、 ジェームズ・コンビアス氏(ニューヨーク在勤)は、「米国債市場は 新年に向けて経済の状況を見極めようと、一服しているところだ」と 述べた。

BGキャンター・マーケット・データによると、ニューヨーク時 間午後3時34分現在、10年債利回りは前日比4ベーシスポイント (bp、1bp=0.01%)上昇の3.35%。同年債(表面利率

2.625%、2020年11月償還)価格は10/32下げて93 31/32。

10年債と2年債の利回り格差は2.72ポイント。過去5年間平 均の約2倍に相当する。

米GDP

米商務省が発表した第3四半期(7-9月)のGDP確定値は前 期比年率2.6%増と、改定値の2.5%増から上方修正された。ブルー ムバーグ・ニュースがまとめたエコノミストの予想中央値では、

2.8%増が見込まれていた。

コアPCE価格指数は0.5%上昇と、同指数の記録が開始された 1959年以降で最も低い伸びとなった。

CRTキャピタル・グループの国債ストラテジスト、イアン・リ ンジェン氏は、「コアPCE価格指数が改定値と市場予想より低かっ たのは驚きだった。インフレ空白の状況が強調された」と述べ、今の ところ「大きな行動に出ようと考えている人は誰もいない」と続けた。

FRBは償還期限2021年2月-2027年2月の国債を20億 7000万ドル購入した。

ロイヤル・バンク・オブ・カナダの債券・為替担当の米金利戦略 責任者、マイケル・クロハティ氏(ニューヨーク在勤)は、「投資家 はFRBが計画しているよりも大量の国債を売りたがっている」と指 摘した。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の中古住宅販売 件数(季節調整済み、年換算以下同じ)は前月比5.6%増の468万戸 となった。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の 予想中央値は475万戸だった。前月は443万戸。

来週の入札規模

財務省は来週実施する2年、5年、7年入札の規模を23日に発 表する。10年債利回りはオバマ大統領が減税延長に合意した6日の水 準を約40bp上回っている。

ブルームバーグ・ニュースがプライマリーディーラー(政府証券 公認ディーラー)13社を対象にまとめた予想によると、2年、5年、 7年債の入札規模は計990億ドルが見込まれている。

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