欧州債:ドイツ2年債、2週間ぶり低利回り-ECB資金入札に反応

欧州債市場ではドイツ2年債 利回りが約2週間ぶり低水準となった。欧州中央銀行(ECB)が市 中銀行に対して1495億ユーロの資金供給を明らかにした。金融業界 の資金逼迫(ひっぱく)が続いている兆候と受け止められ、ドイツ国 債に買いが入った。

ギリシャ10年債利回りは前日からほぼ変わらず。格付け会社フ ィッチ・レーティングスは21日、ギリシャの信用格付けを投資不適 格(ジャンク)級に引き下げる可能性を示唆した。これを受け、域内 で最も安全とされるドイツ国債の需要が高まった。同社は21日遅く、 ギリシャの「財政の持続性」についての見直しを1月に実施すると発 表。格下げの「可能性が高まっている」との見解を示した。

ドイツ銀行の債券ストラテジスト、モヒト・クマール氏(ロンド ン在勤)は「ECBの資金供給額は予想よりも若干多かった」と指摘。 「格下げは来年も続くだろう。ユーロ圏は共同対策が必要だ。さもな ければ、暗い心理が継続する公算が大きい」と語った。

ロンドン時間午後4時現在、ドイツ2年債利回りは前日比9ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.96%。同国債 (表面利率1%、2012年12月償還)価格は0.17ポイント上げ

100.09。独10年債利回りは4bp低下し2.95%。

ECBはこの日、98日物資金の入札に270行が応札したと発表 した。ECBは応札額全額を、融資の期間を通じた政策金利の平均で 供給する。市中銀行は23日に1年物資金969億ユーロの返済を控 えている。24日には3カ月物資金382億ユーロが期限を迎える。

ギリシャ10年債利回りは前日比3bp上昇の12.18%。ポル トガル10年債利回りは1bp上げ6.75%。スペイン10年債利回 りは6bp上昇し5.5%、イタリア10年債は4.67%となった。

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