ユーロは引き続き「脆弱」、ソブリン債格付けへの懸念で-UBS

ユーロはこの先一段安となり、 値を戻しても短命に終わる可能性があると、UBSが指摘した。域内 重債務国の信用の質に関する懸念が深まるためという。

UBSはユーロが今後3カ月で1ユーロ=1.25ドルに下落すると の見通しを維持した。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・ サービスは21日、ポルトガル経済成長の「弱さ」を理由に国債の格付 け「A1」を1段階または2段階引き下げる可能性を示唆した。また フィッチ・レーティングスは、ギリシャの格付けを6週間以内に投資 不適格(ジャンク)級に引き下げる可能性があると明らかにした。

UBSの為替ストラテジスト、ギャレス・ベリー氏(シンガポー ル在勤)は、「格付けに関する最新の一連のニュースが明らかになり、 ユーロは依然として脆弱(ぜいじゃく)だ」と指摘。「ユーロ圏のニ ュースは年末まで為替相場を動かす最も重要な要素であり続けるだろ う」と述べた。

この日の外国為替市場で、ユーロは主要16通貨中、14通貨に対 して上昇。ロンドン時間午前8時50分現在、ドルに対しては1ユーロ =1.3134ドル。ブルームバーグのデータによれば、年初来ではドル に対して9%値下がりしている。

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