NY外為(22日):ドル、対円で1週間ぶり安値

ニューヨーク外国為替市場で、 ドルが円に対し1週間ぶり安値に下落。米国内総生産(GDP)や中 古住宅販売の伸びが市場予想を下回ったことで、ドル資産の需要が後 退した。

ドルは主要通貨に対してはもみ合いの展開。米商務省が発表した 2010年第3四半期(7-9月)の実質GDP(季節調整済み、年 率)確定値は前期比年率2.6%増。ブルームバーグ・ニュースがま とめたエコノミスト予想平均は2.8%増だった。スイス・フランは ユーロに対し、6営業日連続で最高値を更新。ユーロ圏のソブリン債 危機に関連した逃避需要で買い進まれた。

オンラインでの為替取引を扱うGFTフォレックスの為替調査 担当ディレクター、キャシー・リーン氏(ニューヨーク在勤)は 「GDP統計は幾分期待外れだった」とし、「ドルを押し下げる可能 性がある」と続けた。

ニューヨーク時間午後5時1分現在、ドルは対円で前日比0.2% 安の1ドル=83円57銭(前日は83円75銭)。一時は14日以来の 安値を付けた。対ユーロではほぼ変わらずの1ユーロ=1.3100ドル。

全米不動産業者協会(NAR)が発表した11月の中古住宅販売 件数(季節調整済み)は前月比5.6%増の468万戸となった。ブル ームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト調査の予想中央値は 475万戸だった。

スイス・フラン

スイス・フランはユーロに対して値上がり。ユーロ圏の一部の国 が資金調達難に見舞われるとの懸念が続いた。一時0.9%高の1ユー ロ=1.2439フラン。対ドルでは一時0.8%高の0.9502フランと、 10月15日以来の高値を付けた。

GFTフォレックスのリーン氏は、「スイス・フランは極めて好 調なパフォーマンスが続いている」と指摘。「より力強い成長シナリ オに移れば、スイスのように財政状態が健全な国の通貨は大きくアウ トパフォームする」と続けた。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは21日、 ポルトガル国債の格付けを1段階または2段階引き下げる可能性を 示唆した。経済成長の「弱さ」を理由に挙げた。またフィッチ・レー ティングスは、ギリシャの財政の持続可能性について見直しを実施し た後、6週間以内に同国の格付けを投資不適格(ジャンク)級に引き 下げる可能性がある。

ドイツ連邦統計局が発表した11月の輸入物価指数は、前年同月 比で10%上昇と、過去10年で最大の伸びとなった。これに反応し、 ユーロは一時上昇した。

豪ドル

先進10カ国の通貨で構成するブルームバーグ相関加重通貨指数 によると、ユーロは年初から10.4%下落。ドルは1.1%下げ、円は

11.4%上げている。

オーストラリア・ドルは0.2%高の1豪ドル=0.9996米ドル。 一時、14日以来となるパリティー(等価)に達した。

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