英中銀議事録:12月のMPCは3分割-3カ月連続で

イングランド銀行(英中央銀行) が9日に開いた金融政策委員会(MPC)では、政策金利と資産買い 取りプログラムをめぐる判断が3カ月連続で3方向に分かれた。一部 の委員は高インフレが長期化する可能性があるとの懸念を表明した。 22日公表された議事録から分かった。

イングランド銀は政策金利を0.5%に据え置き、資産買い取りの 規模も2000億ポンド(約26兆円)で維持することを決めたが、ポー ゼン委員は資産購入規模を500億ポンド引き上げることに票を投じた 一方、センタンス委員は7カ月連続で利上げを主張した。

議事録は、大半のMPCメンバーが「リスクのバランスが実質的 に変化した場合、政策スタンスを変更する用意がある」とし、「ここ数 カ月に蓄積された情報に基づき、インフレのリスクバランスが中期的 に上向きに変わった恐れがあるとメンバーの大半が認識した」と解説 した。

英インフレ率は11月に予想に反して6カ月ぶりの高水準となり、 政府目標上限の3%を上回った。ビーン英中銀副総裁は先週、高イン フレでインフレ期待が高まったと指摘した一方、ポーゼン委員はこれ に「過剰反応」すべきではないとの考えを示した。

ポーゼン委員は今月のMPC会合で、英経済には「著しい」たる みが存在すると指摘し、これが「需要刺激に向けた追加措置が欠けて いる中、中期的にインフレを恐らく目標以下に押し下げるだろう」と 発言した。

一方、センタンス委員は刺激策の「段階的」な解除の一環として 利上げを主張、政策金利を0.25ポイント引き上げ0.75%にすること を望んでいる。議事録によると、同委員は、利上げが中銀目標である 2%にインフレ率が「低下するとの期待を強めるのに貢献するだろう」 と語った。

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