中国株(終了):下落、銀行株に売り-引き締めで利益率低下と懸念

中国株式相場は下落。生活必需 品メーカーや銀行株を中心に下げた。政府の燃料価格引き上げが響い たほか、政策引き締めにより銀行の利益率が低下するとの懸念が強ま った。

酒造会社の貴州茅台酒(600519 CH)は1.6%下げ、1カ月ぶ り安値となった。政府が今年3回目となるガソリンとディーゼル油の 値上げを実施したことを受け、企業のエネルギーコストが膨らみ利益 の伸びが鈍るとの懸念が広がった。農産物のスーパーマーケット経営 などを手掛ける深セン市農産品(000061 CH)は3.6%安。

中国農業銀行(601288 CH)も安い。中国当局が市中銀行に対 し、地方政府向け融資のリスクウエート引き上げを義務付ければ、銀 行の自己資本比率と利益の低下につながると、バークレイズ・キャピ タルが指摘したことが売りを誘った。中国工商銀行(601398 CH) は0.7%安。中国建設銀行(601939 CH)も0.4%下げた。

国泰君安証券のストラテジスト、張坤氏(上海在勤)は、「石油 製品の値上がりはインフレ加速を招く可能性があり、将来の政策引き 締めに対する投資家の懸念が高まった」と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動 している上海総合指数は、前日比26.22ポイント(0.9%)安の

2877.90で終了。過去6営業日で5回目の下落となった。上海、深 セン両証取のA株に連動しているCSI300指数は同1.1%安の

3215.45。

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