政府:基礎年金国庫負担2分の1維持で合意-埋蔵金で穴埋め

野田佳彦財務相は22日午後、同 省内で細川律夫厚生労働相と会談し、2011年度の基礎年金の国庫負 担2分の1を維持することで合意した。必要な財源2.5兆円は特別会 計の積立金などの「埋蔵金」を充てる。また、12年度以降は消費税 を含む税制の抜本改革により財源を捻出することも確認した。

内訳は独立行政法人「鉄道建設・運輸施設整備支援機構」の利益 剰余金約1.2兆円と財政投融資特別会計の積立金と剰余金約1.1兆円、 外国為替資金特別会計の剰余金約0.2兆円から成る。

野田財務相は「臨時財源頼みの財源はもはや限界」とした上で、 「鉄運機構の剰余金はワンショット。その他も兆単位で確保するのは 難しく、11年度限りだ。税制の抜本改革で安定財源を確保しなければ ならない」と述べ、将来の消費税増税の必要性を示唆した。

改正国民年金法では、税制の抜本改革により安定財源を確保した 上で、基礎年金の国庫負担の2分の1引き上げを実施すると明記。改 革が12年度以降になる場合、「臨時の措置を講ずる」とある。09年度 と10年度は財投特会の積立金を活用したが、来年度分はほぼ底をつき、 その他の埋蔵金を「かき集める」ことで決着した。

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