【個別銘柄】機械、三洋電、不動産、キヤノン、ニトリ、カカクコム

株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

機械:コマツ(6301)が前日比1.1%安の2462円など。海江田万 里経済財政担当相は午後、12月の月例経済報告を関係閣僚会議に提出 した。報告では「景気はこのところ足踏み状態となっている」との前月 の基調判断を維持したものの、個別項目では輸出や輸入、業況判断、倒 産件数の4項目で判断を引き下げた。アジア向け輸出減少が警戒され、 午後値を下げた。

三洋電機(6764):5.1%安の130円。パナソニック(6752)の完 全子会社になる際の株式交換比率が21日に決定、三洋電1株に対しパ ナ株0.115株を割り当てることとなった。パナソニク株の21日終値 1169円を基準とした三洋電の理論価格は134円と、21日終値137円を 下回ったため、売りが増えた。一方、パナ株0.925株が割り当てられる ことになったパナソニック電工(6991)は4.6%安の1052円。パナ株 も1.5%安の1152円と安かった。

ニトリホールディングス(9843):3.2%安の7050円。追加的な値 下げが奏功、9カ月累計(2月21日-11月20日)の連結営業利益は 前年同期比9.6%増の397億円と伸びたが、通期業績予想を据え置いた ため、増額を期待していた向きから売りが出た。シティグループ証券は 目標株価を8000円から7500円に引き下げた。

カカクコム(2371):3.7%安の47万3500円。「食べログ」モバ イルのユーザー課金率を保守的な想定に引き下げるのが適当だとし、三 菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で投資判断を「中立」に 引き下げた。新しい目標株価は45万8000円で、前回から14%の引き 下げ。

不動産株:三菱地所(8802)が1.8%高の1515円、三井不動産 (8801)が2.4%高の1613円。クレディ・スイス証券では、日本銀行 は資産価格の継続的な上昇が見込めるまで量的緩和を継続させる方針だ とし、11年は同効果から不動産の流動性改善でさらなる不動産価格の 上昇が確認されるだろうと予測した。投資戦略で日銀と戦ってはならな いとも強調。

キヤノン(7751):1.9%高の4265円。同社の2010年12月期の連 結営業利益が前期比84%増の4000億円程度と、従来予想を100億円程 度上回りそうだと22日付の日本経済新聞朝刊が報道、業績増額期待が 強まった。新興国や欧米でデジタル一眼レフカメラが伸び、3期ぶりの 増益になるという。

住友金属鉱山 (5713):4.3%高の1426円。中国の11月の銅輸入量 が前月比37%増の23万2298トンと大きく伸びたことを受け、21日の ロンドン金属取引所(LME)の銅相場は一時1トン=9392ドルと、 過去最高値を付けた。業績への好影響が期待されている。三菱UFJモ ルガン・スタンレー証券が投資判断「アウトパフォーム」で調査を開始 したことも買い材料視された。

アーク(7873):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)に相当す る30円(33%)高の120円で一部配分。なお460万株超の買い注文を 残した。三井住友銀行や日本政策投資銀行などが設立した事業再生ファ ンドが、同社の経営を支援する方向で最終調整に入ったと22日付の毎 日新聞朝刊が報道した。会社側は午前8時30分のコメント発表に続き、 午前10時30分にも、同報道に対し「事実無根」とコメントを公表した。

イオンモール(8905):7.6%高の2282円。運営するショッピング センターのテナントからの賃料収入が伸び、9カ月累計(2月21日- 11月20日)の連結純利益は前年同期比6.6%増の157億円となった。 11月の空床率は0.5%で、前期末の0.7%から改善、既存SCの専門店 売上高は5.3%伸びた。

アルプス電気(6770):4.8%高の888円。スマートフォン(高機 能携帯電話)の普及を背景に、同社が中国の生産子会社の製造ラインを 増強し、タッチパネルの11年度生産能力を10年度比で2倍の1億枚弱 まで引き上げる、と22日付の日経新聞朝刊が報道した。売上高は5割 増の300億円弱を見込むという。

ツルハホールディングス(3391):1.2%高の3905円。資格者の配 置工夫で営業時間を延長したことなどが奏功、上期(5月16日-11月 15日)の連結営業利益は前年同期比9.8%増の82億円となった。通期 (11年5月期)の連結営業利益予想を従来の130億円から前期比15% 増の141億円に増額、買いが優勢となった。

日立金属(5486):2.8%高の992円。ネオジム磁石用合金の確保 に向け、世界有数のレアアース鉱山を持つ米モリコープ社と合弁会社設 立に向け、検討を開始すると21日に発表。需要増に対応する体制が整 うことが評価され、買いが入った。

倉敷機械(6211):50円(50%)高の150円ストップ高で一部配 分。なお2万6500株の買い注文を残した。同社株の48.75%を所有す るクラボウ(3106)が22日から同社株式の公開買い付け(TOB)を 実施し、完全子会社化すると発表した。買い付け価格は1株170円で、 21日終値の100円より70%高く、同水準へのさや寄せを見越した買い が殺到した。

カネコ種苗(1376):3.7%高の767円。家庭菜園向けにキャベツ やホウレンソウなどの野菜種子が堅調に推移、ベルデ九州が連結子会社 となったことも寄与し、6-11月の連結純利益は前年同期比97%増の 2億6500万円になったもよう。前回予想からは47%の上振れ。

ジーンズメイト(7448):2%安の350円。12月度の既存店売上 高は前年同月比23.5%減だった。客数が同19.3%減と落ち込み、セー ターやアウターなどの防寒商品群が苦戦した。

ヨンキュウ(9955):10%高の407円。発行済み株式総数の3%に 相当する30万株を上限に自己株式の取得を行う、と21日に発表、取得 価額の上限は1億8000万円で、取得期間は22日から11年3月25日。

メディビックグループ(2369):午後零時45分以降に急騰、7.5% 高の1万円で取引を終えた。米エリソン社と共同開発中の抗がん剤「グ ルフォスファミド」が12日付の中国日報で紹介されたと発表、将来の 収益寄与などが期待された。

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