自工会会長:来年の米市場1300万台程度-国内販売は来夏ごろ回復へ

日本自動車工業会(自工会)の志 賀俊之会長(日産自動車・最高執行責任者)は、米国市場について、 全体として順調な改善が期待できるとみており、足元の回復状況など から、来年は1300万台程度になると予想した。

志賀会長は22日の報道各社グループインタビューで、今年9月初 旬のエコカー補助金終了による反動減が続く国内市場について、来年 も「厳しい」との見方を示した。来年7月ごろから販売が回復し始め、 9月ごろには前年同月比でプラス転換の可能性があるという。自工会 は来年の四輪車需要を前年比同9.9%減の約447万台と予想している。

中国市場に関して、志賀会長は、需要が鈍化するものの、国内総 生産(GDP)成長率にプラスアルファの伸びが期待できるのではな いかと述べ、来年は2000万台も可能との見方を示した。

中国の広州自動車ショーを見てきた印象として、志賀会長は「新 興メーカーは価格やデザインなどの面で魅力を上げてきている」と述 べ、「日本メーカーは品質が良いとおごっているとまずい」と危機感を 示した。

自動車産業をめぐる国内雇用や賃金などの待遇に関して、志賀会 長は「これまで我慢いただいた部分に報いたいという思いもある一方、 日本事業としての収益は大変な状態にある」と指摘した上で、「雇用を 含めて日本の競争力をどう維持していくかを考えなければいけない時 期にある」と述べるにとどめた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE