米ルーミスのリターン好調の秘訣は米国債回避-インドネシア投資奏功

米資産運用会社ルーミス・セイ レスは米国債投資を避け、カナダやインドネシアの債券を購入した結 果、今年これまでのリターンが債券ファンドの95%を上回った。

ブルームバーグの集計データによると、ルーミス・ボンド・ファ ンド(運用資産195億ドル=約1兆6300億円)の同リターンは

12.2%。カナダ国債や新興市場、転換社債、ジャンク債(高利回り・ 高リスク債)への資金シフトが奏功した。米パシフィック・インベス トメント・マネジメント(PIMCO)が運用する世界最大の債券フ ァンド、トータル・リターン・ファンドは7.99%にとどまっている。

ルーミスの運用担当者、キャスリーン・ギャフニー氏は電話イン タビューで、同社はここ1年余り米国債を保有せず、インドネシア・ ルピアなど新興市場通貨の対ドル相場上昇を見込んだ投資を行ってい ることを明らかにした。

同氏は、最大6000億ドルの米国債を追加購入する量的緩和第2 弾(QE2)の方針を米連邦準備制度理事会(FRB)が14日に堅 持したことで、ドルが下落する可能性があるとみる。「新興国が世界経 済の回復を主導する。先進国はQE2に乗じて自国通貨安を招いてい る」と指摘した。

アジアの主要10通貨の対ドルでのパフォーマンスを示すブルー ムバーグ・JPモルガン・チェース・アジア・ドル指数は、昨年末の

110.7から今年これまでに114.5に上昇。インドネシア・ルピアは 同期間に1ドル=9404ルピアから同9043ルピアに上昇した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE