ブルームバーグがECB提訴-ギリシャのスワップ開示要求(Update2

(第3段落以降に訴えの内容に関する詳細を追加して更新します)

【記者:Elisa Martinuzzi and Alan Katz】

12月22日(ブルームバーグ):ブルームバーグ・ニュースの親会 社は欧州中央銀行(ECB)を相手取り、ギリシャ政府によるデリバ ティブ(金融派生商品)の活用状況を示す文書の開示を求める訴えを 欧州普通裁判所(旧第一審裁判所、ルクセンブルク)に起こした。ギ リシャはデリバティブを財政赤字隠しに利用し、これが欧州のソブリ ン債危機の引き金になったとみられている。

ブルームバーグはECBが理事会向けに今年作成した2つの内部 文書について、非開示を決めたECBの決定を無効にするよう求めて いる。ブルームバーグが入手した文書の3月3日付のカバーページに よれば、ギリシャが借り入れを隠すためにどのようにスワップ取引を 活用したかが内部文書で示されている。

欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)が総額1100億ユー ロ(約12兆円)の融資枠を設定し、ギリシャの救済を余儀なくされ たにもかかわらず、ECBのトリシェ総裁は文書の開示を差し控えて いる。各国政府が今後デリバティブをそのような形で再び利用するこ とを防止するためだけでなく、EU当局者がスワップに関して得た情 報に基づいてどのように行動したかを検証する上でも、文書を開示す る必要があるとブルームバーグは訴えている。

公共の利益

ブルームバーグはまた、EU当局が「債務水準について加盟国に よる透明で開かれたアプローチの採用」に依存しているとした上で、 「ギリシャが過去にそのようなアプローチを取らなかったとすれば、 関連情報の開示には揺るぎない公共の利益が存在する」と主張してい る。ECBの報道官は訴訟に関するコメントを控えている。

ギリシャ政府は2001年のユーロ導入の際に合意した財政赤字・ 公的債務基準を満たすため、スワップ取引の助けを借りたことを当初 公表していなかった。EU統計局(ユーロスタット)は先月、スワッ プ取引によってギリシャの債務に53億ユーロ相当の影響が生じたと 発表したが、それ以上の詳細は明らかにしていない。

原題:Bloomberg Sues ECB to Force Disclosure of Greece

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE