エネルギーETFプットオプション、1件の取引で出来高平均の2倍に

米エネルギー株の下落を見込むプ ットオプションの出来高が過去4週間平均の2.6倍に膨らんだ。エク ソンモービルやシェブロンなど40社の株式で構成する上場投資信託 (ETF)が来年2月までに下落すると予想した1件の取引が出来高 を押し上げた。プットオプションは特定の日までに株式を指定価格で 売る権利を付与する契約。

ニューヨーク市場で取引されるETF「エナジー・セレクト・セ クターSPDRファンド」のプットオプションの出来高はニューヨー ク時間21日午後4時(日本時間22日午前6時)現在、約5万6000 枚と、コールオプションの9倍に上った。ETFの終値は前日比1% 高の66.99ドルと、2008年9月以来の高値を付けた。

サスケハナ・インターナショナル・グループのオプションストラ テジストらのリポートによると、出来高の大半は、1社の投資会社が 権利行使価格66ドルのプットオプション11年2月限2万枚を購入し、 権利行使価格69ドルのプットオプション11年2月限を1万枚売却し たスプレッド戦略に基づく1件の取引に集中していた。スプレッド戦 略を利用すると利益が制限される可能性があるが取引コストは低下す る。

ストラテジストらは「この投資家は来年2月の行使期日にかけて 株価がかなり軟化するとみてポジションを設定した可能性が高い」と 指摘した。このプットオプションの行使期日は2月18日。

このETFは年初来で18%上昇し、S&P500種株価指数の13% を上回っている。

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