米SEC、中国企業の「リバース・マージャー」と監査法人を調査

米証券取引委員会(SEC)は 中国に本拠を置き米国の証券取引所に上場している企業とその監査法 人に対する広範な調査の一環として、中国のエネルギー会社による不 正会計報告に署名したカリフォルニア州の監査法人に制裁金の支払い を命じた。

制裁金を科せられたのはムーア・スティーブンス・ワース・フレ ーザー・アンド・トーベット。同社など複数の米監査法人が「リバー ス・マージャー(逆買収)」と呼ばれる手法で米資本市場にアクセス する中国企業の財務諸表への署名でSECの調査を受けている。リバ ース・マージャーでは、非公開企業が上場企業を買収することで新規 株式公開(IPO)をせずに株式を発行できる。

SECの企業金融局の主任会計士、ウェイン・カーネル氏は公開 企業会計監視委員会(PCAOB)の4月の会合で、「事業の95%で はなくほぼ100%を中国で行いながら」財務諸表には小規模の米監査 法人の署名がある小規模企業をSECは「数百社」突き止めていると 発言していた。

フレーザーはチャイナ・アドバンスト・コンストラクション・マ テリアルズ・グループやチャイナ・バイオロジック・プロダクツなど 複数の企業を監査している。同社従業員は中国のエネルギー会社の現 場で監査作業を実施していたが、一部の監査法人は地元の監査人に業 務を下受けに出して十分に確認できていなかった可能性もある。

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