ドイツ銀:脱税関与で米司法省と和解-5.54億ドル支払いへ

ドイツ銀行は21日、違法な節税 手段(タックスシェルター)を提供し、米国で290億ドル相当の不正 な節税に関与したとされる問題で、違法行為があったことを認め、5 億5360万ドル(約464億円)の和解金を支払うことで米司法省と合意 した。

司法省はドイツ銀が違法行為を認めたのを受けて、米国の富裕層 による59億ドル相当の税金逃れに関連し、詐欺ないし脱税の罪で同行 の訴追は行わない。

和解金には民事制裁金1億4900万ドルのほか、ドイツ銀が節税手 段に関与したことで得た手数料、内国歳入庁(IRS)が違法行為の ために徴収できなかった税金および罰金が含まれる。

合意文書は、1996年から2002年にかけて「ドイツ銀が支援した 米富裕層顧客が、05年までに約293億ドル相当の税制上の優遇を不正 に受けた」とした上で、「ドイツ銀はこれらの取引に関与したことが誤 りであり違法だったと認識し、遺憾に受け止めている」との表現も盛 り込まれた。

ドイツ銀は発表資料で、「当行は和解金全額をあらかじめ適切に準 備しており、支払いが当期の純利益に影響することはない」と説明。 「8年以上前に完了した取引に関するこの捜査が決着したことに満足 している」と表明した。

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