【個別銘柄】キヤノン、不動産、住友鉱、三洋電、ニトリ、カカクコム

株価変動材料の出た銘柄の午前終 値は以下の通り。

キヤノン(7751):前日比2.2%高の4275円。同社の2010年12 月期の連結営業利益が前期比84%増の4000億円程度と、従来予想を 100億円程度上回りそうだと22日付の日本経済新聞朝刊が報道、業績 増額期待が強まった。新興国や欧米でデジタル一眼レフカメラが伸び、 3期ぶりの増益になるという。

不動産株:三菱地所(8802)が2.9%高の1532円、三井不動産 (8801)が3.2%高の1626円。クレディ・スイス証券では、日本銀行 は資産価格の継続的な上昇が見込めるまで量的緩和を継続させる方針だ とし、11年は同効果から不動産の流動性改善でさらなる不動産価格の 上昇が確認されるだろうと予測した。投資戦略で日銀と戦ってはならな いとも強調。

住友金属鉱山 (5713):3.6%高の1416円。中国の11月の銅輸入量 が前月比37%増の23万2298トンと大きく伸びたことを受け、21日の ロンドン金属取引所(LME)の銅相場(3カ月物)は一時、過去最高 値となる9392ドルを付けた。業績への好影響が期待されている。三菱 UFJモルガン・スタンレー証券が投資判断「アウトパフォーム」で調 査を開始したことも買い材料視された。

三洋電機(6764):3.7%安の132円。パナソニック(6752)の完 全子会社になる際の株式交換比率が21日に決定、三洋電1株に対しパ ナ株0.115株を割り当てることとなった。パナソニク株の21日終値 1169円を基準とした三洋電の理論価格は134円と、21日終値137円を 下回ったため、売りが増えた。一方、パナソニク株0.925株が割り当て られることになったパナソニック電工(6991)は4.1%安の1058円。

ニトリホールディングス(9843):2.5%安の7100円。追加的な値 下げが奏功、9カ月累計(2月21日-11月20日)の連結営業利益は 前年同期比9.6%増の397億円と伸びたが、通期業績予想は従来のまま 据え置かれたため、増額を期待していた向きから売りが出た。JPモル ガン証券は投資判断「中立」を継続。

カカクコム(2371):3.8%安の47万3000円。「食べログ」モバ イルのユーザー課金率を保守的な想定に引き下げるのが適当だとし、三 菱UFJモルガン・スタンレー証券が21日付で投資判断を「中立」に 引き下げた。新しい目標株価は45万8000円で、前回から14%の引き 下げ。

アーク(7873):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)に相当す る30円(33%)高の120円。三井住友銀行や日本政策投資銀行などが 設立した事業再生ファンドが、同社の経営を支援する方向で最終調整に 入ったと22日付の毎日新聞朝刊が報道した。会社側は午前8時30分の コメント発表に続き、午前10時30分にも、同報道に対し「事実無根」 とコメントを公表した。

イオンモール(8905):5.8%高の2244円。運営するショッピング センターのテナントからの賃料収入が伸び、9カ月累計(2月21日- 11月20日)の連結純利益は前年同期比6.6%増の157億円となった。 11月の空床率は0.5%で、前期末の0.7%から改善、既存SCの専門店 売上高は5.3%伸びた。

アルプス電気(6770):5.2%高の891円。スマートフォン(高機 能携帯電話)の普及を背景に同社が中国の生産子会社の製造ラインを増 強し、タッチパネルの11年度生産能力を10年度比で2倍の1億枚弱ま で引き上げる、と22日付の日経新聞朝刊が報道した。売上高は5割増 の300億円弱を見込むという。

ツルハホールディングス(3391):2.1%高の3940円。資格者の配 置工夫で営業時間を延長したことなどが奏功、上期(5月16日-11月 15日)の連結営業利益は前年同期比9.8%増の82億円となった。通期 (11年5月期)の連結営業利益予想を従来の130億円から前期比15% 増の141億円に増額、買いが優勢となった。

日立金属(5486):2.4%高の988円。ネオジム磁石用合金の確保 に向け、世界有数のレアアース鉱山を持つ米モリコープ社と合弁会社設 立に向け、検討を開始すると21日に発表。ネオジム磁石の生産能力拡 大による収益貢献を見込む買いが入った。

倉敷機械(6211):50円(50%)高の150円ストップ高水準で差 し引き1200万株超の買い気配。同社株の48.75%を所有するクラボウ (3106)が22日から同社株式の公開買い付け(TOB)を実施し、完 全子会社化すると発表した。買い付け価格は1株170円で、21日終値 の100円より70%高く、同水準へのさや寄せを見越した買いが殺到し ている。

カネコ種苗(1376):4.6%高の774円。家庭菜園向けにキャベツ やホウレンソウなどの野菜種子が堅調に推移、ベルデ九州が連結子会社 となったことも寄与し、6-11月の連結純利益は前年同期比97%増の 2億6500万円になったもよう。前回予想からは47%の上振れ。

ジーンズメイト(7448):1.1%安の353円。12月度の既存店売上 高は前年同月比23.5%減だった。客数が同19.3%減と落ち込み、セー ターやアウターなどの防寒商品群が苦戦した。

サンデー(7450):6.8%高の582円。一時は100円(18%)高の 645円とストップ高を付けた。同社株式の53.84%を保有するイオン (8267)が、創業家が所有するサンデー株(発行済み株式の22.98%) すべてを買い取るため、22日からTOBを実施すると21日に発表した。 TOB価格は1株463円。

ヨンキュウ(9955):8.1%高の400円。発行済み株式総数の3% に相当する30万株を上限に自己株式の取得を行う、と21日に発表、取 得価額の上限は1億8000万円で、取得期間は22日から11年3月25日 まで。

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