銅相場、ロンドンとNYで高値更新-中国輸入増やチリの供給懸念で

【記者:Maria Kolesnikova、Glenys Sim】

12月21日(ブルームバーグ):21日の銅相場はロンドンと ニューヨーク両市場で高値を更新した。中国の11月の銅輸入が 8月以来の増加を記録したことや、チリのコジャワシ銅山の事業者 による不可抗力条項の発動が響いた。

中国税関当局の発表によると、中国の11月の精錬銅輸入は 前月比37%増の23万2298トン。コジャワシ銅山を操業する スイスのエクストラータと英アングロ・アメリカンの合弁会社は 20日、事故による港の閉鎖を理由に不可抗力条項の発動を宣言 した。ロンドンの銅相場は6月末以降44%上昇している。

コメルツ銀行のアナリスト、オイゲン・ワインベルク氏は 「ファンダメンタルの状況はかなり魅力的だ」とした上で、コジ ャワシ銅山について、「港の積み込み能力に対するダメージは、 中期的な銅の供給に影響するだろう」と指摘した。

ロンドン金属取引所(LME)の銅相場(3カ月物) は前日比164ドル(1.8%)高の1トン=9365ドルで終了。一 時は過去最高値となる9392ドルを付けた。新興市場の需要に伴 う在庫減少を背景に相場は上昇している。LMEの指定倉庫の 銅在庫は今年28%減少しており、今月10日には約1年ぶりの 低水準を記録した。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のCOMEX部門 の銅先物3月限終値は前日比7セント(1.7%)高の1ポンド=

4.276ドル。一時は4.2895ドルと、中心限月の取引としては少 なくとも1988年12月以来の高値を付けた。

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