欧州株:上昇、EU債務問題で中国が支援表明-商品高で鉱山株に買い

欧州株式相場は上昇。ストック ス欧州600指数はリーマン・ブラザーズ・ホールディングス破たん前 の水準に回復した。中国が欧州ソブリン債危機の抑制支援に向け「具 体的な行動」を講じたと明らかにしたことが好感された。

商品相場の上昇を背景に、鉱山株が高い。オランダのサプリメン ト(栄養補助食品)、メーカーロイヤルDSMは米同業のマーテク・ バイオサイエンシズに10億9000万ドルの買収案を提示したことが好 感され、買われた。フィンランドの製紙会社、UPMキンメネも高い。 同社による競合2社の買収合意が材料視された。

ストックス欧州600指数は前日比1%高の281.11で終了。リ ーマンが破たんする前営業日である08年9月12日の終値(280.41) を上回った。同指数は月初来では7.4%上昇。欧州の債務問題が景気 回復を損なわないとの観測の高まりが背景にある。

ロイヤル・ロンドン・アセット・マネジメントで約20億ドル相当 の資産運用に携わるケビン・リリー氏は、「経済ニュースは総じて改 善が続いている。ソブリン債をめぐる懸念も既に織り込み済みだ」と 指摘。「企業の合併や買収が活発になってきたことも支援要因だ」と 付け加えた。

21日の西欧市場では、ルクセンブルクを除く17カ国で主要株価 指数が上昇。中国の王岐山副首相はこの日、欧州連合(EU)の確実 な金融安定化への取り組みを中国は支援していると表明した。

鉱山株では、オーストラリアのBHPビリトンが2.9%上昇、英 豪系リオ・ティントが2.6%上げた。

DSMは3.9%高と、少なくとも1989年以来の高値で引けた。 UPMキンメネは6.8%の大幅高。

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