FRB:ECBや日銀とのスワップ協定延長、来年8月まで

米連邦準備制度理事会(FR B)は、欧州中央銀行(ECB)および日本、カナダ、スイス、英 国の中央銀行との間でのドル・スワップ協定を2011年8月1日ま で延長した。

FRBが21日、声明を発表した。5月に再締結されたこの協 定は来年1月に終了する予定だった。FRBは5月に、欧州債務危 機の拡大阻止に向け、通貨スワップを再開していた。

5月のFRB発表によると、スワップ協定に基づきFRBはE CBに対し、必要に応じて無制限にドル資金を提供することができ る。FRBは2007年の米サブプライム(信用力の低い個人向け) ローン問題を発端とした前回の危機中に開始した通貨スワップを、 今年2月1日にいったん終了していた。

ジェフリーズの主任金融エコノミスト、ウォード・マッカーシ ー氏は、スワップ協定延長はシステミックリスクを防ぐために「す べての選択肢」を残しておきたいFRBの考えを反映したもので、 米市場への脅威が増していることの兆候ではないだろうと分析し た。「わずかな予防はシステミックリスクに関して、膨大な量の後 からの治療に相当する」と同氏はインタビューで述べた。最悪期に 比べ事態は改善したものの、さらに多くの金融機関が苦境に立つ可 能性がなくなったわけではないと指摘した。

この日のドル建て3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR) は0.303%。11月23日は0.284%だった。6月には0.539%に達 していた。

コメルツ銀行のエコノミスト、ミハエル・シューベルト氏(フ ランクフルト在勤)は「アイルランド危機によって世界の緊張はこ こ数週に高まっていた」と述べた。アイルランドは11月の終わり に救済を要請した。

ECBは声明を出し、ドル資金供給オペは引き続き期間7日の レポを通じて行い、適格な担保に応じて資金供給すると発表した。 固定金利での入札で応札額全額を供給する。

5月には欧州の高債務国の国債を銀行が保有し過ぎていると の懸念から、ロンドンでのドル流動性が逼迫(ひっぱく)した。

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