現代グループ会長、商船の経営権脅かされる恐れ―建設株の買収失敗で

韓国の現代グループの玄貞恩会 長による国内建設最大手、現代建設の株式取得の企てが挫折した。こ れに伴い、グループ内の最大企業である現代商船の経営権をめぐって、 義理の兄に当たるヒュンダイモーター(現代自動車)グループの鄭夢 九会長の挑戦を受ける可能性が出てきた。

現代建設の株式35%の売却を目指す株主らは20日、資金調達計 画をめぐる懸念を理由に現代グループとの交渉を打ち切ると発表した。 優先交渉権を先月獲得できなかった現代自グループと協議に入る可能 性がある。

今回の買収失敗は、玄会長による現代商船の支配を危険にさらす ものだ。現代建設は現代商船株を8.3%保有する。これを手に入れて、 一族が既に支配する株式と合わせれば、鄭会長は玄会長に匹敵する現 代商船の大株主に浮上することもあり得る。

未来アセット証券のソウル在勤アナリスト、ビュン・スンジン氏 は「現代グループが現代建設の買収に全てを投入してきたのは、グル ープの命運が懸っていたからだ」と指摘。「この買収劇は初めから一族 の争いだった」と話す。

現代建設の株価は一時、6%高と、日中としては約1カ月ぶりの 大幅な上昇となった。現代自が現代グループを上回る資金を投入でき るとの観測が背景にある。ソウル時間午前9時38分現在は4.1%高の 73000ウォン。韓国2位の海運会社、現代商船は一時4.9%高まで上げ た。

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