JH&Rが初の法人債発行、市場規模は3年ぶりの高水準

ジャパン・ホテル・アンド・リゾー ト(JH&R)投資法人は21日、総額20億円の投資法人債の発行条件 を決定した。投資法人債市場は、今年1月の日本ビルファンド投資法人 による1年8か月ぶりの起債を皮切りに、2010年は24本・総額1795億 円が発行され、3年ぶりの高水準に達した。

オリエンタルホテル東京ベイ(千葉県浦安市)などのホテルを投資 対象とするJH&Rが発行する3年債の利率は2.11%。11年2月に満 期を迎える190億円のローン(利率2.7%)の返済資金に充てる。板橋 昇財務本部長は「現状のローン金利に比べると、投資法人債は経済的メ リットも見込める」と述べ、今後はホテルの優待制度を付けた個人向け 債の発行も検討していくという。

みずほ証券の石澤卓志チーフ不動産アナリストは、投資法人債の発 行額が増えた理由について、「スポンサー企業の交代や合併などの再編 が増え、ファンド規模拡大と財務内容の安定化が進み、不動産投資信託 (J-REIT)市場の制度・信用度が改善してきた」と指摘。また一 般事業債に比べ、スプレッド(金利上乗せ幅)が高いことも投資家人気 の理由としている。

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