中国の原油輸入の伸び:来年は鈍化か-インフレ抑制策と精製業縮小で

原油相場を2008年10月以来の 高値に押し上げた一因となった中国の旺盛な需要の伸びは、来年には 鈍化しそうだ。中国政府がインフレ抑制策を取るとともに精製事業の 増強ペースを緩めようとしているためだ。

ブルームバーグがアナリスト6人を対象に実施した調査の平均 では、中国の原油輸入は来年、日量510万バレルと、前年比6.3%増 となる見込み。今年はこれまでに20%増加している。中国は米国に 次ぐ世界2位の石油消費国。

中国の11月のインフレ率は2年4カ月ぶりの高い伸びに加速し、 当局が来年利上げを実施するとの観測が高まっている。ブルームバー グがエコノミスト17人を対象に実施した2回の調査では、中国の来 年の国内総生産(GDP)成長率は9.2%と見込まれている。今年の 予想は10%となっている。

エネルギーコンサルティング会社パービン・アンド・ガーツ(シ ンガポール)のシニアプリンシパル、ビクター・シャム氏は「中国の 政策当局者は引き続きマネーサプライを引き締め、インフレリスクを 抑制しようとするだろう。それが原油輸入の伸びの鈍化につながる可 能性がある」と指摘。「ただ、伸びがより緩やかになっても中国は依 然、市場をけん引する世界の石油消費国だ」との見通しを示した。

--Chua Baizhen in Beijing and Winnie Zhu in Shanghai. With assistance from Alaric Nightingale in London. Editors: Alexander Kwiatkowski, Clyde Russell.

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 堀江 広美 Hiromi Horie +81-3-3201-8913

hhorie@bloomberg.net Editor:Masami Kakuta 記事に関する記者への問い合わせ先: Baizhen Chua in Beijing at +86-10-6649-7561 or bchua14@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Clyde Russell at +65-6311-2423 or crussell7@bloomberg.net

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