カーボン株急反発、需要回復で来期4期ぶり増益率を期待-CS証強気

日本カーボンの株価が売買を伴っ て急反発。主力事業のファインカーボン(FC)などの需要回復で来期 (2011年12月期)の利益は急増するとの見方が広がり、将来の利益伸 長に伴う株高を見越した買いが優勢となった。

午前終値は前日比5.1%高の270円の高値引けとなり、11月5日以 来の高値を更新した。出来高は536万5000株と、前日までの過去1年 間の1日平均110万株をすでに大きく超えている。

クレディ・スイス証券の山口潤アナリストは20日付のリポートで 「業績との相関性が高い同社株は、利益回復の遅れにより低迷が続いて いる。しかし来期は実質的に4期ぶりに利益が大きく伸長する見込みで あり、バリュエーションの上昇余地が大きいと判断」し、投資判断を新 規に「アウトパフォーム」で調査を開始した。

CS証では、ファインカーボンと電極の増販を受け、来期の連結営 業利益は同証券の今期予想比44%増の49億4000万円とみている。ブ ルームバーグ・データによると、これは07年12月期の49%増益以来 の高さとなる。利益伸長を背景とした株主資本利益率(ROE)の回復 に伴い、株価純資産倍率(PBR)の上昇を見込むと山口氏は述べてい る。

CS証券ではまた、同日付で東海カーボンも新規「アウトパフォー ム」で調査を開始した。来期増益見込みに対し、バリュエ―ションが割 安なことなどを理由に挙げている。東海カーボンの午前終値は前日比

2.6%高の506円。

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