豪中銀、金融政策を「若干引き締め気味」と判断-議事録

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)は21日、今月7日に開いた金融政策決定会合の議事録を公表し、 消費者の警戒感やインフレ圧力がほとんどない兆候を考慮すれば、政 策が「若干引き締め気味」だと判断されるため、政策金利を据え置い たことを明らかにした。

議事録は、家計部門の「抑制が続けば、過度に急速な総需要増加 やインフレ圧力の高まりを引き起こすことなく投資が拡大する若干の 余地ができるだろう」と指摘。また、11月の利上げと豪ドル高を受け て、「金融政策は若干引き締め気味と判断された」と説明した。

豪中銀のスティーブンス総裁は7日、政策金利であるオフィシャ ル・キャッシュレートの誘導目標を4.75%で据え置いた。前月には 2009年10月以来7回目の利上げを実施している。エネルギー・鉱業 関連投資の急増で豪州の失業率は10%近い米失業率のほぼ半分の水 準にとどまっているものの、金利上昇で7-9月(第3四半期)の成 長率は鈍化し、貯蓄率は上昇した。

議事録によれば、政策委メンバーらは「債務比率が上昇していた 長い期間を経て、家計部門で見られている抑制と貯蓄率の上昇が同部 門のバランスシートの中期的リスクの低減に寄与し、投資増加が見込 める余地をもたらす」とみているという。

20日のシドニー先物取引所の銀行間金利先物を基にブルームバ ーグが算出したところでは、豪中銀が来年5月までに政策金利を0.25 ポイント引き上げる確率は40%。次回政策決定会合は来年2月1日の 予定。

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