ブラジル株:反落、インフレ懸念で住宅建設や銀行株安い-レアル上昇

20日のブラジル株式市場では、 指標のボベスパ指数が反落。ルセフ次期政権がインフレ加速につなが る経済政策を取るとの懸念から、住宅建設や銀行株を中心に売られた。

住宅建設のMRVエンジェニャリア・エ・パルチシパソンエスと シレラ・ブラジル・レアルティがボベスパ指数の下げを主導。ブラジ ル中央銀行のエコノミスト調査でインフレ予想が引き上げられたこと が売り材料となった。食肉加工会社JBSも安い。米食品・家庭用品 メーカー、サラ・リーを買収する方向での交渉が価格をめぐり暗礁に 乗り上げたと、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。時価総額で ブラジル最大の銀行、イタウ・ウニバンコ・ホールディングを中心に 金融株も下げた。

インベストポルト(サンパウロ)で1億6000万レアル(約78 億円)相当の運用に携わるミレラ・ラパポルト氏は「年末が近づき、 投資家は次期政権について懸念し始めている」と指摘。「経済政策がど のように実施されるかや利上げが必要となるのかどうかは、投資家に 不透明。金利に最も影響されるのは銀行と住宅建設会社だ」と述べた。

ボベスパ指数は前週末比1.1%安の67263.60。年初来の下げは

1.9%で、米州の株価指数の中では唯一、年初来の騰落率がマイナス となっている。BM&Fボベスパ小型株指数は同0.8%安。通貨レア ルは0.5%高の1ドル=1.7066レアル。

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