米企業の社債保証コスト、8カ月ぶり低水準-CDS取引

20日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが8カ月ぶり 低水準に低下。米経済は欧州のソブリン債危機を乗り切れるとの観測 が高まった。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指標 であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニュー ヨーク時間午後5時4分(日本時間21日午前7時4分)現在、0.9ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の85.6bp。

モルガン・スタンレーのアナリスト、リズワン・フセイン氏 (ニューヨーク在勤)は、「市場関係者は欧州で何が起きているかに引 き続き注目するだろう」と指摘。「数カ月前ほどのひどい影響はないも のの、問題が終わってないことは認識されている」と付け加えた。

米食品メーカー、サラ・リーの社債保証コストは過去最高を記録。 ブラジルの食肉加工会社、JBSへの身売り交渉が暗礁に乗り上げた ことが響いた。協議が非公開であることを理由に事情を直接知る関係 者2人が匿名で語ったところでは、サラ・リーは買収価格が低過ぎる として、JBSの提案を拒否している。

CMAによると、サラ・リー債のCDSスプレッドは58.3bp上 昇の172.4bp。フセイン氏はスプレッド上昇の理由として、同社が レバレッジド・バイアウト(LBO)を通じて買収されれば、新たな 債務を抱えることになるとの懸念や、より低い格付けの企業に買収さ れる恐れがあるとの見方を挙げた。

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