スペイン国債の保証コスト大幅上昇-ムーディーズが銀行格付け見直し

20日のクレジット・デフォル ト・スワップ(CDS)市場で、スペイン国債の保証コストが大幅に 上昇。米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスがこの 日、同国の銀行および銀行の政府保証債の格付けを引き下げ方向で見 直すと発表したことが手掛かり。

CMAによると、スペイン国債のCDSスプレッドは23ベーシス ポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の344bp。同スプレッドは 11月30日に、終値ベースで過去最高となる364bpを付けた。

ムーディーズはこの日、スペインの銀行30行の預金や優先債、政 府保証債などの格付けを引き下げ方向で見直すと発表した。

ムーディーズの銀行担当マネジングディレクター、ヨハネス・バ ッセンベルク氏は発表資料で、「これら銀行の資本や収益性、市場で の資金調達力は脆弱(ぜいじゃく)な状態が続く見通しだ。これには、 スペインの厳しい経済情勢のほか、資産の質の劣化が続いていること や政府の緊縮財政が影響している」と説明した。

ムーディーズは15日にスペインの信用格付け「Aa1」を引き下 げ方向で見直すと発表。同国が来年、資金調達難に見舞われる恐れが あると指摘している。

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