グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市 場の動きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は反落。ハンセン指数が約2カ月半ぶりの安値とな った。欧州債務危機が広がるとの懸念が強まったことに加え、香港の 不動産販売減少の報道を受けて不動産株が値下がりしたことが響いた。

欧州最大の銀行、HSBCホールディングス(5 HK)は1.1% 安。英スタンダードチャータード銀行(2888 HK)は1.7%安。香 港の資産家、鄭裕タン氏率いるニューワールド・デベロップメント (新世界発展、17 HK)は2.2%安。時価総額で香港3位の不動産開 発会社、恒隆地産(ハンルン・プロパティーズ、101 HK)も1.5% 値下がりした。

また、受注減を明らかにした中国のスポーツウエアメーカー、李 寧(2331 HK)は16%安。

ハンセン指数は前週末比75.77ポイント(0.3%)安の

22639.08。終値ベースで10月4日以来の安値で引けた。韓国が実 施した射撃訓練に北朝鮮が対抗措置を取るとの懸念も相場の重しとな った。ハンセン中国企業株(H株)指数は同0.5%安の12408.49。

RBCインベストメント(アジア)のアジア株運用責任者、武田 洋二氏(香港在勤)は、欧州の債務問題が引き続きリスク選好に影響 していると指摘。さらに朝鮮半島での緊張の高まりも、戦闘状態に発 展する可能性は低いものの若干の懸念材料だとの認識を示した。

【中国株式市況】

中国株式相場は値下がり。上海総合指数が約3週間ぶりの下落率 を記録した。インフレ抑制のため当局が利上げする可能性があるとの 見方に加え、韓国の射撃訓練に北朝鮮が対抗措置を取ることへの懸念 が背景にある。

銅生産の江西銅業(600362 CH)は0.8%安。中国アルミ(チ ャルコ、601600 CH)は1.8%安。韓国軍の射撃訓練開始を受けて 下げた。中国最大の証券会社、中信証券(CITIC証券、600030 CH)は2.7%下げ1カ月ぶり安値。株式相場下落が利益の重しとな るとの懸念が背景。

医薬品メーカーの康美薬業(600518 CH)も下落。政府が医薬 品価格を40%引き下げる可能性があると経済観察報が報じたことに 反応した。中国建設銀行(601939 CH)が1.1%値下がりするなど、 銀行株も軟調だった。

国泰君安先物調査研究所のアソシエートディレクター、吴泱氏は、 「朝鮮半島の緊張は、年末にかけて投資家の悲観的な見方をあおる可 能性がある」と指摘した。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は、前週末比40.82ポイント(1.4%)安の

2852.92と、11月30日以来で最大の下落率となった。上海、深セ ン両証取のA株に連動するCSI300指数は、同1.5%安の

3178.66。

【インド株式市況】

インド株式市場は売り優勢。携帯電話サービス向けの追加の周波 利用に対し政府が事業主に支払いを求める可能性があるとの報道を受 けて、国内最大の携帯電話サービス会社、ブハルティ・エアテルが売 られた。

ブハルティは5営業日ぶりに下落。インド紙タイムズ・オブ・イ ンディアは18日、政府が携帯電話会社に2001年以降に獲得した追 加の周波数への支払いを求めると報じた。国内2位の携帯電話会社、 リライアンス・コミュニケーションズも下げた。

インドで販売されている2輪車の半数を製造するヒーローホンダ は1年7カ月ぶりの大幅高。ホンダが合弁事業であるヒーローホンダ の保有株式を売却したことで、ホンダに対する技術ロイヤルティーの 支払いが減るとの見通しが好感された。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種株価指数は前営業日比 ほぼ変わらずの19888.88で終了。騰落比率は13対17。同指数構 成銘柄の予想PER(株価収益率)は平均18.8倍。最近のピークは 11月5日の20.1倍だった。

ブハルティ(BHARTI IN)は2.7%安の335ルピー。リライア ンス(RCOM IN)は1.6%下げ126.85ルピー。一方、ヒーローホ ンダ(HH IN)は18%高の1980.50ルピーと、2009年5月以降 で最大の値上がり。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比26.5ポイント(0.6%)安の

4736.6。

【韓国株式市況】

韓国株は下落。政府の資本規制強化方針や北朝鮮との緊張悪化で 売りが膨らんだ。

韓国総合株価指数は前週末比6.02ポイント(0.3%)安の

2020.28で終了。一時は1.5%安まで下げたが、北朝鮮が国連の核 査察団の再受け入れに合意したとの報道を受けて持ち直した。

韓国当局は19日、銀行による外貨借り入れに対して賦課金を課 す方針を明らかにした。急激な資本流出の阻止を目指す。韓国軍はこ の日、北朝鮮との境界に近い延坪島周辺での射撃訓練を行っている。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比49.18ポイント(0.6%)安の8768.72。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比20.05ポイント(0.6%)安の3132.96。

【マレーシア株式市況】

FTSEブルサ・マレーシアKLCI指数は前週末比4.00ポ イント(0.3%)安の1495.88。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比15.95ポイント(1.6%)安の1006.51。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比12.75ポイント(0.4%)安の

3568.81。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比19.73ポイント(0.5%)高の

4077.06。

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