クリスマスギフト代はお高めに、米小売企業は在庫管理で値引き回避

今年はサンタクロースの贈り 物代金の請求が少し高くつきそうだ。

消費者が比較的自由に支出する状況が戻りつつあり、ウォルマ ート・ストアーズやサックスなどの米小売企業はこれまでのところ、 先のリセッション(景気後退)の際に顕著だった出血覚悟の値引きを 回避している。小売業者による在庫管理の徹底で、消費者は玩具やコ ート、セーターなど人気のギフト商品について値引きなしの支払いを 余儀なくされている。

「バーゲン品をあまり見かけない」と話すのは今月18日にマンハ ッタンのトイザラスで赤ちゃん用玩具を定価で購入した母親のジュビ ー・ディーンさん(37)。「この時期ならもっと大幅な値引きがあると 期待していた」という。

小売り世界最大手のウォルマートは数百種類の玩具を値上げして おり、サックスは一部の販売促進セールの期間を短縮した。米国の小 売店ではクリスマス前の最後の週末に最大65%の値引きが一部でま だ見られたが、それ以外では40%の値引きにとどまった。

リテール・メトリクスのケン・パーキンス社長は、多くの小売 業者が慌てて値下げするのを避けており、1年の最大の稼ぎ時である 年末商戦で利益率が高まる可能性があると予想。今年は小売業者が早 くから値引きを実施したが、販促セールの多くが計画的とみられ、し かも利益を出しており、膨らんだ在庫の処分を意図したものとは異な ると指摘した。

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