中国政策金利、来年は約2ポイント引き上げも-クレディS

中国は来年、政策金利を2ポイン ト程度引き上げる可能性があると、クレディ・スイス・グループのチ ーフエコノミスト、陶冬氏が予想した。中国の消費者物価が予想より も速いペースで上昇しているためとしている。

同社で日本を除くアジア担当のチーフエコノミストを務める陶氏 は20日、香港での記者会見で、中国が指標の1年物貸出基準金利を、 2011年末までに210ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)引き 上げる公算が大きいと述べた。市場コンセンサスは約75bpの引き上 げ。

陶氏は、食品や商品、エネルギーの価格上昇や賃上げから生じる インフレに対処するため、中国は利上げが必要だと主張。金利水準は 相対的に低いままとなるため、同氏が予測する利上げ調整幅はなお金 融政策の「正常化」を示すものにすぎないだろうと述べた。

中国人民銀行(中央銀行)は10月19日、1年物貸出基準金利を

5.31%から5.56%に、1年物預金金利を2.25%から2.5%にそれぞれ 引き上げた。利上げは07年以来だった。

陶氏はまた、預金準備率については、来年末までにさらに200b pの引き上げがあると予想した。クレディ・スイスは9日、来年の中 国消費者物価指数(CPI)の伸び見通しを5.3%と、従来予想の5% から引き上げている。

陶氏は、人民元の対ドル上昇率が来年4-5%にとどまると予想。 中国の貿易相手国からの不満を抑え込むのに十分なペースとはならな いとの見方を示した。

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