仁丹株が午後急騰、バイオカプセル化種子で国内特許が成立(Update1)

カプセル技術に強みを持つ森下仁 丹株が午後の取引で急騰、一時前週末比11%高の283円と約1カ月ぶ りの高値を付けた。土壌にまくと速やかに発芽する人工種子(バイオカ プセル化種子)を開発、同技術の国内特許を取得したと昼休み時間中に 発表し、今後の収益貢献を見込む買いが膨らんだ。

今回取得した特許は、2000年に出願していた人工種子技術。生分 解性素材を用い、独自の多層構造カプセルで植物組織を包み込むことが 特徴で、海外ではオーストラリア、韓国、台湾ですでに特許が成立、欧 米でも審査が進行しているという。

同社経営企画室IR担当の須山建氏によると、ランなど付加価値の 高い植物のクローンの作製が盛んに行われるようになった一方で、遺伝 的に安定した品種の確保と、増殖・供給で技術上の課題が残されている のが現状。仁丹ではアスパラガスの植物組織をある程度分化させたうえ でカプセルに包み、人工種子とする技術に一定のめどを付けたという。

須山氏は「すでに大手種子メーカーから当社技術を使いたいと打診 を受けている」と説明している。しかし、商業化にはいくつか越えなけ ればいけない課題もあり、開発パートナー主導での研究開発の進展を待 っている段階とも話した。

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