米国債利回り10年と30年の格差縮小、量的緩和打ち止め示唆も

米国の国債相場が1年ぶりの大幅 安となっている。比較的期間の長い国債間の利回り格差をみる限り、 米連邦準備制度理事会(FRB)の量的緩和が第2弾(QE2)で打 ち止めになる可能性が示されている。

11月10日に過去最高の160bpに達していた10年物債と30年物 債の利回り格差は、15日には105ベーシスポイント(bp、1bp=

0.01%)まで縮小。ブルームバーグのデータによると、これは1980 年代以来の速いペースだ。

このようなイールドカーブ(利回り曲線)のフラットニング(平 坦)化は、景気刺激を目的とする利下げの打ち止めを示唆することが 多い。FRBがバランスシートを過去に例のない2兆3900億ドル規模 に膨らませ、金融システムに資金を供給したのを受けて、今月発表さ れた米経済指標では、小売売上高の増加と、消費者信頼感指数や鉱工 業生産指数の上昇が示された。FRBは来年6月末までに6000億ドル 相当の米国債を追加購入する。

シティグループの経済・市場分析担当マネジングディレクター、 スティーブン・ウィーティング氏は「10年物債と30年物債の利回り 格差がピークに達したことは、緩和局面終了のシグナルだ」と指摘。 「景気回復ペースの加速が見込まれているとすれば、量的緩和措置は 限定的なものとなり、これ以上の拡大は行われない可能性がある」と の見方を示した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチによると、12月 の米国債相場はすべての平均で2.02%安と、昨年12月(2.64%安) 以来の大幅な値下がりとなっている。

-- Editors: Dave Liedtka, Robert Burgess

--* 参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 柴田広基 Hiroki Shibata +81-3-3201-8867 hshibata@bloomberg.net Editor: Ryoji Uchida 記事に関する記者への問い合わせ先: Susanne Walker in New York at +1-212-617-1719 or swalker33@bloomberg.net 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Dave Liedtka at +1-212-617-8988 or dliedtka@bloomberg.net

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