キヤノン電株続伸、販売回復し今期最高益更新見込む-来期も増益期待

精密機器大手のキヤノン電子の株 価が続伸。前週末比5.6%高の2368円と、5月11日以来、約7カ月ぶ りの高値に回復した。キヤノンからの受託が増え、レーザービームプリ ンターやデジタルカメラ用シャッターなどが伸びている。17日付で今 期(2010年12月期)業績予想を増額修正したため、買いが優勢だ。

2回目の増額修正により、今期の連結営業利益は前期比78%増の 145億円と、07年12月期を上回り過去最高益を更新する見通しとなっ た。販売数量の回復に加え、生産性向上や業務効率向上の効果が出たと いう。業績好調を受け、期末に35円の配当を実施することにし、年間 配当予想を60円とした。前期実績は40円だったため、20円の増配。

独立系調査会社TIWの水田雅展シニアアナリストは、「想定以上 にコストダウンが進んでいることが確認できた。数量さえ伸びれば来期 も2けたの増益が期待できる」と述べた。

TIWでは、来期営業益は170億円を超えるとみて、237円として いる来期1株利益(EPS)予想を引き上げる方針。現在の予想値とき ょうの高値2368円で算出した株価収益率(PER)は約10倍。水田氏 は、「過去最高益更新が見込まれる銘柄で、市場平均より割安なことか ら、3000円程度まで上値余地があるのではないか」と話していた。

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