りそな銀:中堅企業向けシンジケート融資強化-バイアウト資金に照準

りそな銀行はシンジケート・ローン (協調融資)業務を強化する。中堅企業による企業買収向け資金などの 取りまとめを増やす方針だ。前期の2倍の50店舗近くまで増やした営 業担当支店でニーズを掘り起こす。地元企業に詳しい支店での営業を強 化し、メガバンクなどと重ならない案件獲得などを目指す。

りそな銀法人ソリューション営業部の大西義朗コーポレートファ イナンスグループリーダーは、「4-5年前には使途の中心だった設備 投資は件数ベースで1割にも満たない」とし、「買収向け資金」の獲得 などに意欲を示した。その他向けも含めた全体では2011年度は今期見 込み約100件のさらに1.5倍の150件の取りまとめを目標とする。

りそな銀は、海外に活路を求めるメガバンクとは異なり、地域の中 小・中堅企業を重要な顧客基盤を位置づけている。景気低迷で設備投資 などの需要は減退しているが、一方で生き残りを目指した中小企業の事 業再生などに伴い増加傾向にあるシ・ローン市場で、同行の強みである 中小企業向けの営業力を発揮したい考えだ。

同行では10年4-9月期中に住宅設備関連企業(非上場)のMB O(経営陣による企業買収)向け資金として40億-50億円のシ・ロー ンを取りまとめた。一方、同期間に取りまとめも含めて参加した年限1 年以上のシ・ローンは全体で、その前の半年間比2割減の9000億円弱 にとどまった。今回の営業強化で底上げを狙う。

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