ダイワボウ株7カ月ぶり高値、鳥インフル拡大でマスク需要増の思惑

機能性マスクなどを手掛けるダイ ワボウホールディングス株が一時、前週末比3.5%高の237円と続伸。 5月11日以来、約7カ月ぶりの高値を付けた。富山県高岡市の動物園 で高病原性鳥インフルエンザに感染したコブハクチョウが前週見つか ったことを受け、ヒトでの感染を警戒して、マスクメーカーに先回り 的に買いが入った。

富山県は19日、16日に高岡古城公園動物園の堀で死んでいた2 羽のコブハクチョウについて、ウイルス感染の簡易検査で陽性だった 1羽を独立行政法人・農研機構動物衛生研究所で確定診断を行ったと ころ、感染していたのは強毒性の高病原性インフルエンザウイルスだ ったと発表。さらに、島根県安来市や北海道稚内市で感染が判明して いたウイルスに極めて近縁であることが確認された、という。同園の 堀で飼育されていたコブハクチョウ等10羽に関しては、18日夜に殺 処分された。

コスモ証券投資情報部の林卓郎氏は、「相場全体が上にも下にも行 きにくい中、インフルエンザ関連銘柄とされるダイワボウなどマスク メーカーの動きが良くなった。いつもながらの思惑買いで、上昇は長 くは続かない」と話している。

ダイワボウ広報担当の梅澤覚氏によると、インフルエンザの大流 行があった前期(2010年3月期)に比べると、今期(11年3月期)の マスクの売り上げは大きく落ち込む見通し。島根県で鳥インフルが見 つかって以降もマスクの販売に大きな動きはみられないそうで、「今期 はあまり収益に影響しないのではないか」と梅澤氏はみている。

同社のマスク関連事業は、化合繊・機能資材事業と衣料品・生活 資材事業に計上されている。11月に公表した4-9月(上期)決算に よると、化合繊・機能資材事業の売上高(外部顧客分)は前年同期比

1.4%減の162億円、衣料品・生活資材事業が同6.3%増の99億円。

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