フージャー株が2年半ぶり高値、来期計画で収益回復鮮明に

埼玉県と千葉県を地盤とするマン ション業者のフージャースコーポレーション株が急騰。17日に公表し た来期(2012年3月期)経営計画で、マンション事業用地の仕入れめ どが立ったことや収益源の多角化なども寄与、収益回復が鮮明化する 見通しが示され、買いが集まった。

株価はストップ高(値幅制限いっぱいの上昇)に当たる前週末比 5010円(19%)高の3万1500円まで上げ、08年6月20日(3万1600 円)以来、2年半ぶりの高値水準を回復した。

同社は、12年3月期の連結売上高計画を200億円(11年3月期計 画比2.5倍)、純利益を29億5000万円(同78%増)に設定した。同 期に収益計上する事業用地の仕入れはすでにめどが立っている、と説 明。また、シニア向け分譲住宅の販売代理などを受託しているほか、 アセットマネジメント事業への取り組みも始めており、フィービジネ スとストックビジネスも拡大するとしている。

立花証券の平野憲一執行役員は、10月には継続企業の前提(ゴー イング・コンサーン)に関する重要事象が解除され、「経営の先行き不 透明感が後退していた」と指摘した上で、今回の経営計画で、「マンシ ョン市況の持ち直し傾向を追い風に収益環境が急速に改善しているこ とも確認され、これが素直に評価されている」との認識を示した。

フージャーは10月27日、7-9月(第2四半期)に「継続企業 の前提に関する重要事象等」を解消する状況になった、と発表してい た。不動産市況の悪化に伴う分譲中マンションの販売価格下落などの 影響で、09年3月期に純資産、手元資金が大幅に減少。金融機関から 事業計画に合わせた返済期日の延期協力を受けるなどしていたが、そ の後自社開発物件の販売が順調に進ちょく、借入金返済の具体化も図 り、財務状況と中期的収益性が改善したと判断したため。

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