佐鳥電株が昨年2月来下落率、円高で今期純利益一転減少へ

電子部品商社の佐鳥電機株が大幅 続落。円高進行による為替差損やコスト増が響き、今期(2011年5月 期)の連結純利益が一転して減益に落ち込む見通しとなった。収益悪 化を受けて売りが膨らみ、一時前週末比8.6%安の585円と昨年2月 26日(10%安)以来、約1年10カ月ぶりの日中下落率を記録した。

同社は17日発表した業績予想の修正で、今期の連結純利益予想を 11億5000万円から9億5000万円に17%引き下げた。ドル・円相場が 想定の1ドル=90円に対し円高水準で定着したことを受けた価格競 争の激化や為替差損、新規商材の販売体制拡充に伴うコスト増を想定 したためで、3%の増益予想が一転、15%の減益見込みとなった。

経営企画本部長の茂木正樹氏によると、主要仕入れ先であるルネ サスエレクトロニクスから一部製品の受注積み増しがあったが、「売り 上げの過半を海外が占めるだけに、米ドル安に伴う海外売上高の円換 算に伴う目減り、為替差損の発生が収益を押し下げる」という。コス ト増加については、ルネサス製品販売に向けた「営業人員の補強に伴 うもの」と話していた。

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