日本株は20%上昇へ-今年の予想が的中のゴールドマン証券・松井氏

今年の日本株相場の下落と回復 を唯一予想したストラテジストが、TOPIX(東証株価指数)が今 後半年で20%上昇するとみている。

ゴールドマン・サックス証券のチーフ日本株ストラテジスト、キ ャシー・松井氏が買い推奨しているのは、自動車とハイテク株。10月 に15年ぶり高値に達した円相場の下落に伴い、利益が拡大するとみて いる。

過去の歴史も同氏の見方を裏付けている。ブルームバーグのデー タによると、円相場は1995年4月に史上最高値を記録したが、TOP IXは2カ月後に上昇局面入りし、1年間で44%上昇した。

日本株を20年にわたりカバーしている松井氏(45)はインタビュ ーで、「投資家の多くが日本の構造的問題にこだわり過ぎて間違いを犯 した。その結果、循環的な投資の機会を逃した」と指摘。「米景気改善 と円相場下落、企業利益の2007年の高水準回復、外国人投資家による 著しいアンダーウエートが条件としてそろえば、15-20%は優に上昇 する」との見通しを示した。

日本銀行の企業短期経済観測調査(短観)で大企業・製造業の業 況判断指数(DI)は09年3月以来の悪化を示し、失業率は上昇し、 設備投資に消極的な企業の手元現金は過去最高水準に達している。そ れでも、1986年に神戸大学の奨学生として初来日したハーバード大卒 の松井氏の見通しは強気だ。

TOPIXは先週、前週比1.7%高の903.14で取引を終了。日中 一時、年初来の下落分をすべて取り戻す場面があった。

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