オバマ米大統領:減税延長法案に署名-下院での可決受けて

(3段落以降に専門家のコメントなどを追加し、更新します)

【記者:Roger Runningen、Ryan J. Donmoyer】

12月17日(ブルームバーグ):オバマ米大統領は17日、8580億ド ル(約72兆円)規模のブッシュ政権時代の所得税減税を全て2年間延 長する法案に署名し、同法が成立した。

同大統領は署名式で「これは米国民にとって良い法律だ」と述べ、 企業の成長や需要の喚起、雇用促進や景気へのプラス効果を指摘した。 同法案は17日に下院で可決され、大統領の署名待ちとなっていた。民 主党議員の一部は、同法案は金持ち優遇だとして反対していたが、オ バマ大統領が説得を続け、議会を通過した。

ムーディーズ・エコノミー・ドット・コムで米マクロ経済を担当 するガス・ファウシャー氏は、同法について「2011年の米経済成長を かなり押し上げる力を与える。同法の成立で11年の失業率は平均で約

8.7%になるだろう。同法成立前は約9.8%を予想していた」と述べた。 11月の失業率は9.8%。

同法はブッシュ政権時に導入された所得やキャピタルゲイン、配 当に対する減税を全ての所得層で2012年まで延長するほか、長期失業 者向けの失業保険給付の11年までの延長、11年の給与税率の2ポイン ト引き下げなどを盛り込んでいる。

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