欧州株(17日):下落、債務危機を懸念-アイルランド銀安い

欧州株式相場は下落。欧州連 合(EU)各国の首脳が危機管理メカニズム創設で合意したものの、 一部ユーロ加盟国が債務返済困難に陥るとの懸念を取り除けなかった。

約2年ぶり大幅安となった英製薬メーカーのアストラゼネカを中 心にヘルスケア銘柄が下落。銀行株も総じて安く、アイルランド銀行は 1週間ぶり安値を付けた。

一方、ドイツのビジネス管理ソフトメーカー、SAPは上昇。同業 の米オラクルの利益が市場予想を上回ったことが買いを誘った。仏コン ピューターサービス企業、キャップ・ジェミニは1.8%上げた。技術コ ンサルティング会社、米アクセンチュアの今四半期の売り上げ見通しが アナリスト予想を上回ったことが好感された。

ストックス欧州600指数は前日比0.4%安の276.42で終了。 前週末比ではほぼ変わらず。

アセナゴン(ミュンヘン)のチーフエコノミスト、マーティン・ ヒューフナー氏は、「欧州危機はまだ終わっていない」と述べ、「E U首脳会議の前日の決定は良いものだが、世界を変えることはできない。 格付けの引き下げや見直しを深刻に受け止めなければならない。プラス 面としては、ファンダメンタル面で良好な経済データと、好調な企業業 績がある」と続けた。

17日の西欧市場では、18カ国中12カ国で主要株価指数が下落。 アストラゼネカは6.7%下げた。アライド・アイリッシュ銀行は1.1%、 アイルランド銀は14%それぞれ下落した。一方、SAPは1.6%高と なった。

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