来週のNY原油先物相場:53%が下落を予想-米国の在庫増観測で

来週のニューヨーク原油先物相場 は下落するようだ。先週の原油在庫は過去8年間で最大の減少幅を示し たが、今週の在庫は増えるとの見方が強まった。

ブルームバーグ・ニュースがアナリスト34人を対象に実施した調 査では、18人(53%)が来週の原油先物相場が下落と予想。上昇予想 は9人(26%)。横ばい予想は7人だった。前回は46%が下落を予想 した。

先週の原油在庫は985万バレル減の3億4600万バレルとなり、ブ ルームバーグ・ニュースの調査で示された予想減少幅250万バレルの約 4倍となった。週間の減少幅としては2002年9月27日終了週以降で 最大。輸入は15%減で08年9月以来の低水準。

英スタンダード・バンクの商品ストラテジスト、ジンホン・ツァン 氏(ロンドン在勤)は「米原油在庫が大幅に減少したのは年末会計を考 慮した一時的な現象だろう」と指摘した上で今月の1バレル=90ドル への上昇は「行き過ぎ」と語った。

原油在庫の減少はメキシコ湾岸地域に集中しており、この地域では 年末の在庫を低く抑えることで優遇税制が受けられる。7日に2年ぶり の高値90.76ドルを付けた後、原油先物相場は3.4%下落した。

原油先物1月限の16日の終値は87.70ドル。前年同期比では 21%上昇。

04年4月の調査開始以来、相場の方向性を正しく予測した確率 は47%。

ブルームバーグは石油アナリストとトレーダーを対象に毎週木曜 日に翌週の原油価格について、上昇、下落、ほぼ変わらずの見通しを 問う調査を実施している。

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