三井物株続落し2週ぶり安値、原油流出事故で子会社提訴の影響続く

大手商社の三井物産株が一時、前 日比2.9%安の1303円と続落。12月1日以来、約2週ぶりの安値水準 に沈んだ。米政府は現地時間15日、メキシコ湾の原油流出事故に関し て環境関連法に違反したとし、同社の子会社を含む5社を提訴してお り、訴訟が業績に与える影響を懸念する売りが16日から続いている。

米司法省は、水質汚染防止法に基づく損害賠償の支払いと、油汚 染対策法の下、原油流出が引き起こした被害と汚染処理にかかるすべ ての費用は、被告のうち4社が責任を負うと宣告するよう地裁に求め ている。訴えには、具体的な賠償額は盛り込まれていない。

訴訟の被告には、油井を所有するBPのほか、爆発事故を起こし たリグ(掘削装置)の所有者であるトランスオーシャン、アナダルコ・ ペトロリアム、三井石油開発傘下のMOEXオフショア2007が含まれ る。三井石開のウェブサイトによると、同社は三井物産が70%出資し、 全額出資の米子会社MOEXオフショアを通じ、事故が発生したマコ ンド油井がある油田の権益の10%を保有する。

立花証券の平野憲一執行役員は、「昨日から報じられている話では あるが、米市場で提訴された他社が下げたことで、さらなる売り直し が入っている」と指摘した。ただ、訴訟に関しては事故発生以来、折 に触れ何度も取り上げられており、「マーケットはすでに織り込み済み」 との認識を示している。

BP株は15日に1.3%、16日に0.3%、トランスオーシャン株は 同じく1.3%、3.6%、アナダルコ株は2.3%、0.1%それぞれ下げ、い ずれも続落していた。

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