中国の銀行が資金切望-準備率引き上げ対応で政府に支払う金利2倍

中国の銀行が政府の供給する資 金に対して支払う金利が、今年1月時点のほぼ2倍に上昇している。 中国人民銀行(中央銀行)による預金準備率引き上げで金融システム 内の資金が不足したほか、インフレ加速で預金の伸びが鈍化したこと が背景にある。

中国財政省が16日実施した月例の6カ月物資金300億元(約 3780億円)規模の入札は、落札金利が5.4%となった。2006年12 月にさかのぼる人民銀のデータによると、これは過去最高で、11月の 入札時の4.93%を47ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%) 上回った。09年12月は2.35%、今年1月は2.92%だった。

人民銀が今月、今年6回目となる預金準備率引き上げを決めたこ とで、商業銀行の政府資金に対する需要は高まっている。

平安証券の債券調査責任者、石磊氏(深セン在勤)は「特に積極 的に貸し出しを行ってきた銀行は、預金を切望している。年末までに 預貸率75%の義務を達成する必要があるからだ」と指摘。「最近の預 金準備率引き上げ後に生じた銀行間市場の資金不足により、事態は悪 化している」と述べた。平安証券は中国2位の保険会社、平安保険の 傘下にある。

上海にある銀行間資金の取引センター、NIFCによれば、銀行 間金利の指標である7日物レポ金利は15日に3.58%と、08年10月 以来の高水準となった。

当局のデータによると、中国の銀行における人民元預金の伸びは 過去2カ月間で1.1%にとどまった。8-9月は3.7%だった。

中国国際金融(CICC)の債券アナリスト、陳健恒氏(北京在 勤)は「インフレ加速で実質金利がマイナスのままであるため、個人 は銀行にお金を預けたがらない」と述べた。

原題:Cash Squeeze for Banks Doubles Government Rates:

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