米BOAの投資判断引き下げ、住宅ローン買い戻しや新規制で-KBW

投資銀行KBWは、米銀最大手 バンク・オブ・アメリカ(BOA)の株式投資判断を「アウトパフォ ーム」から「マーケットパフォーム」に引き下げた。不良債権化した 住宅ローンの買い戻しに伴う費用やデビットカード手数料に関する新 規制を理由に挙げた。

KBWのジェファーソン・ハラルソン氏率いるアナリストらは 16日付の調査リポートで、BOAは1株当たり配当(現在は1セント) の引き上げは2012年まで行われない可能性があり、他の大手行に後 れを取ると指摘した。同氏はBOAの2011年の1株利益を71セント と予想。ブルームバーグがまとめたアナリスト30人の予想平均(1 ドル46セント)の半分未満にとどまる。

BOAのブライアン・モイニハン最高経営責任者(CEO)は先 週のアナリスト会議で、来年の増配を「妨げる要素は見当たらない」 と述べた。同行の株価は年初から18%下落し、KBW銀行株指数を構 成する24銘柄中で下から2番目のパフォーマンスとなっている。住 宅ローン債権の買い戻しで積んだ引当金44億ドル(約3700億円)は 不十分との懸念が一因だ。

ハラルソン氏はリポートで「11年に大幅な利益改善は見込まれ ない。投資家は景気改善が実現するまで傍観すべきだ」と指摘。同氏 は、BOAによる債権買い戻しは四半期当たり20億ドルに及ぶ可能 性がある一方、デビットカード手数料に関する新規制は1株利益を10 セント押し下げるとみている。

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