兼松日産株急騰、「環境パイル法」に期待感-来期経常利益3倍の報道

地盤改良や木材・住建が主力の兼 松日産農林株が一時、前日比24%高の135円と急騰。7月12日以来、 約5カ月ぶりの高値を付けた。木のくいを使った「環境パイル工法」 がハウスメーカーに採用され始めたことを受け、主力の地盤改良事業 が拡大するとの期待感が広がった。

17日付の日本経済新聞朝刊は、同社の来期(2012年3月期)連結 経常利益が今期推定比3倍弱の2億円になる見通しと報じた。新工法 が本格的に収益に貢献を始める、という。

兼松日産農の田中昭浩経理部長は、同紙報道について「日経新聞 側の推測で、当社から発表したものではない」と述べた上で、環境パ イル工法の採用が本格化していることは事実だとも説明した。「いくつ かの大手ハウスメーカーで新工法を採用しようとのお墨付きが出たた め、徐々に採用されるケースが増えてきている」と言う。

同社の環境パイル工法は、木材を利用した地盤補強工法として業 界で初めて日本建築総合試験所の第三者性能証明を取得した新工法。 従来の構造用鋼管を利用した地盤改良に比べコストを最大で半分に減 らすことができるという。

兼松日産の今期業績予想は、連結売上高が前期比1.7%増の98億 円、経常利益が同5.8倍の7000万円。4-9月(上期)の地盤改良事 業売上高は前年同期比3.5%増の20億円だった。

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