英中銀:低い債券利回り、銀行利益の潜在リスクに-金融安定報告

イングランド銀行(英中央銀行) は、記録的な低水準にある世界各国・地域の債券利回りが「突然上昇 する可能性」があり、英国の銀行利益に対する潜在的なリスクになる との見解を明らかにした。

英中銀は17日公表した金融安定報告で、国債需要を損なうソブリ ン債危機やインフレ加速のリスクをめぐる懸念拡大が、債券利回りの 「突然の反発」を引き起こす恐れがあると指摘。そのようなシナリオ は、債券が売り込まれた1994年と同様に市場の動揺を招きかねないと 警告した。

米連邦準備制度理事会(FRB)は94年、物価の上昇見通しから 金融引き締めに動き、フェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を

5.50%までほぼ倍に引き上げた。

金融安定報告は「たとえ流動性資産であっても、利回りの急上昇 は銀行のトレーディング損失につながりかねない」と説明。「低水準に ある金利のいかなる急上昇も金融の安定にとって懸念材料となり得る。 銀行のリスク管理手法であるバリュー・アット・リスク(VaR、1 日当たりの最大損失可能額)にショックを与え、その結果として資産 の処分売りを促す可能性がある」と付け加えた。

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