野村不HD株が7カ月ぶり高値、今期営業利益増額と格上げ(Update1

「プラウド」ブランドのマンショ ン開発・分譲が主力の野村不動産ホールディングス株が一時、前日比

9.9%高の1443円と3日ぶりに急反発。経費削減などが寄与し、今期 (2011年3月期)の連結営業利益予想を従来予想比20%増額した。採 算性の好転を評価する買いが膨らむ中、証券会社の格上げや目標株価 引き上げも重なり、5月17日以来、7カ月ぶりの高値を付けた。

同社が16日の取引終了後に発表したリリースによると、全般的な 経費の削減効果などで、11年3月期の連結営業利益予想を前期比

6.9%増の420億円に増額修正。従来予想の350億円を2割上回る見込 みとなった。

クレディ・スイス証券では16日、野村不HDの投資判断を従来の 「アンダーパフォーム」から「中立」に、目標株価を1000円から1400 円に引き上げている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では同日 付で、目標株価を1550円から1700円に引き上げ、投資判断「アウト パフォーム」を維持した。

クレディS証では会社側の上方修正発表前に、東芝ビルディング の持分追加取得による業績寄与15億円を織り込み、同証としての2011 年3月期利益予想を増額。それを踏まえ、投資判断を「中立」に引き 上げた。望月政広アナリストは、「CMBS(9月末時点で310億円) には依然含み損を抱えていると推測するが、株価はいったん業績悪化 リスクを織り込んだ。今後は東芝ビルディングの持分追加取得、マン ション事業の採算改善による増益を株価は織り込む」との見方をリポ ートで示している。

また望月氏は、会社側の上方修正後にも投資家向けリポートを発 表。会社側がCMBSの損失処理、銀座セブンビルの売却を行った点 に言及し、「今回の処理によって、CMBSの処理にめどはつけたと言 えよう」と指摘した。同証では、11年3月期の営業利益予想を405億 円とし、目標株価を発表前にいったん引き上げていた1350円からさら に50円上積みした。

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