ビザとマスターカードの株価急落、デビットカード手数料規制案で

16日のニューヨーク株式市場 では、決済ネットワーク大手のビザとマスターカードの株価が10%を 超える下げを演じた。米連邦準備制度理事会(FRB)が、デビットカ ードによる決済の手数料で新たな規制案を発表したのが嫌気された。

FRBのウェブサイトに16日掲載された新規制案は7月に成立 した金融規制改革法に基づくもので、加盟店に助けになる一方で、金 融機関やビザとマスターカードなどの利益を押し下げる恐れがある。 現行では、カード決済ネットワーク会社はコストにかかわらず、購入 価格の1%を小売業者から徴収している。FRBの規制案では決済ネ ットワークは1件当たりの手数料が12セントで制限される可能性が ある。

JPモルガン・チェースのアナリスト、ティエンチン・ファン氏 によると、この規制案によってビザとマスターカードからカード発行 銀行が受け取る手数料は80-90%落ち込むとみられる。UBSのアナ リスト、ジェーソン・クップファーベルグ氏によると、投資家の間で は40-60%の減少が予想されていたという。

ビザの広報のウィル・バレンタイン氏は「規制案の具体的内容を 依然検討中」だと説明した。

ビザの株価は前日比9.75ドル(13%)安の67.19ドルで終了。 過去2年で最大の下げを演じた。マスターカードは一時12%安まで下 げた後、結局25.73ドル(10%)安の223.49ドルで終了。

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